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2006年4月27日

コーチMの始まり③

高校に進学した。スポーツが全般的に強いN大学藤沢高校に入学し、期待と不安が交差する中バスケ部の門をたたいた。しかし中学でほとんど何も教わらなかった私が直面したのは、運動部特有の上下関係の厳しさと同級生との技術・経験の差だった。

今思えば同級生は1番~3番が多く、ドリブルやカットインが上手なのは当たり前だった。しかし訳の分からない自分から見れば、全てがこれまで無い次元の内容で、ただ必死で付いて行くことが精一杯だった。

唯一他の部員と比べて対抗出来たのがハイポスト付近からのジャンプシュートだった。これしか無かった。これ以外は何をやっても駄目な状態だった。

入学当初はほとんど声出しにボール拾い。めったなことでは練習に混ぜてもらえない。ハーフで行うランニングシュート位しかやらせてもらえなかった。

上級生と接するときは話し方に気を使い、先輩の機嫌が悪いと体罰の嵐。顧問の先生など話しかけるのも恐ろしく、体育館の教官室などはもう異次元の世界だった。

毎日朝練があり早い電車に目をこすりながら乗り、夕方は9時近くまで練習はあった。毎日学校へ行くことが命がけとなった。

泣きが入った私は中学校恩師にお願いして、休日体育館が使える日に少しだけシューティングをさせてもらった。

ドリブルも下手、パスも下手、ルールも良く分からない…。頭の中は劣等感で一杯だったが、それでも上手くなりたかった。

唯一の武器であるジャンプシュートを磨く為、毎晩部屋の窓に映る自分のフォームを何度も確かめながら、明日の練習に備える日が続いた。

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