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2006年11月 5日

ブレーキ〜全日本大学駅伝

駒澤大学の2年ぶりの優勝で終わった今年の全日本大学駅伝

優勝候補のひとつ、日大は2位だったが、日体大は1区鷲見(すみ)の失速もあり6位という結果に。

鷲見は1区のスペシャリストと呼ばれるくらい1区の走りを得意としている(箱根1年次 1位、2年次 3位)。
それが今年の箱根(17位)、出雲(15位)とも゛ブレーキ゛となってしまった。

゛ブレーキ゛とは選手が本来の力を出せず、予想タイムを遅れてしまうことを指す。
もちろん他の選手が想定以上の走りをして遅れをカバーすることもあるが、後続ランナーへの負担が増えることになる。

箱根駅伝での ゛ブレーキ゛話 はいくつもあるが、もっとも鮮明に覚えているのが、櫛部静二 現城西大学コーチ が早稲田大1年の時(67回大会 91年)

当時スター選手を抱え強豪と言われた早稲田にスーパールーキーと呼ばれた櫛部(以下敬称略)が花田、武井とともに入部。黄金時代幕開けと期待も高まった

櫛部は1年目初めての箱根で各校エースが揃う2区を任された。

襷を受けたすぐは前評判どおりの走りを見せたが、2区の難所 権太坂あたりで中継車から異変がレポートされる。

”走りに力強さが感じられない”
”上体が揺れている”
”あごが上り出した”
”汗をかなりかいている”
”どうした 櫛部、、どうした 櫛部、、早稲田 ブレーキ、ブレーキ!! ”

順位は下がるばかりで、素人目にも走りが不安定なことが分かる。
間もなく蛇行し始める。恐らく脱水症状だったのだと思う。
もう膝にも力が入ってなく、真直ぐには進めない。
それでも彼は走ることを止めなかった。

どの位の人がテレビに、櫛部に、釘づけになったのだろう。
襷を繋げるために意識朦朧の中前進み続けた櫛部は、中継点に到達した。
襷は繋がった。

今思えば、この映像が 箱根の虜になるきっかけだった と思う。
当時はどうしてこんなになってまで 走り続けるのだろうと思ったが、 箱根駅伝にはそうさせる何かがあるんだろうと 感じた。

翌年櫛部は再度2区に果敢に挑戦、区間9位に終わり、”本番に弱い櫛部”の声も出たが、3年次(69回大会 93年)は1区で区間新の好走、早稲田の優勝に貢献、その実力を見せつけ、4年も9区で3位(早稲田は2位)。

箱根の涙と華を経験した 櫛部コーチは現在 成長著しい城西大学で箱根シード校入りを狙う。
今日のレースでは10位だったが、怪我が心配されたエース田上の復活が窺われた。
期待大である。

箱根まで あと 58日

敬称略で失礼します。
箱根駅伝公式サイト http://www.hakone-ekiden.jp/index.php

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