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2008年8月22日

10点満点はどこに・・・

中国の一人勝ちの様相だった体操競技ですが、日本も男子の団体銀、個人総合銀、女子の団体5位 の健闘。

特に男子次エースの内村選手と女子のエース鶴見選手の活躍は次大会への希望を大きくさせた。
二人ともチーム最年少、でもしっかりとロンドンを見据えている。
すでに腰(内村)と手首(鶴見)に故障を抱えているが、今後大きな怪我することなく飛躍して欲しい。

ところで、体操の採点に戸惑いませんでしたか?
体操といえば 10点が満点、、、のはずだったのが、皆15~16点台を出しています。
落下したり尻餅をついた選手も12~13点。

そう、10点満点時代は終っています。

2006年のルール変更で、10点を満点とする採点方式はなくなりました。
現在は 技の難易度と構成によるA得点と演技実施点のB得点の合計点で争う。
A得点は F難度まである技と連続技の加点の積み上げ点で、論理上は青天井。
B得点は 10点満点からのミスの減点方式 である。

今回男女優勝した中国は 全体的に難易度の高い技を持っているため A得点が高く、中国を追うチームはミスのない演技を行いB得点を稼ぎたかった。
実際は中国が苦手種目ではA得点を落としてもB得点を確実にとった感があります。
現行ルールは中国向きだったとも言えます。

一方、日本の体操界は富田選手に象徴される”美しい演技こそ体操”、美しい演技がB得点に反映されるとしていますが、それはミスのない演技をした場合。
着地でミスをすれば0.8の減点になり、なかなか高いB得点をとれませんでした。
逆を言えば、内村選手の個人総合銀は確実な着地が減点を少なくし、B得点を上げてくれたからでした。

ついでに、最近みかけない新しい大技。
月面宙返りやコバチ、コールマンなどの離れ技がそれですが、以前はオリンピック毎に大技がでてきて、ワクワクしたものです。< /p>

今の採点方式は、難易度と減点ルールによる客観性重視です。
新しい大技に必要な熟練性や独創性などの評価は主観が入りやすくあいまいな加点とされている。
このため、新しい技より実施点の減点を減らし確実に得点できる難易度の技で演技を選択するのが現状である。
この流れはバルセロナ五輪(92年)以降のものである。 

体操界ではオリンピック後にまたルール変更があります。
前回(2006年)が10点満点の廃止という大きな変更だったので、さほど大きな変更ではないと思いますが、次変更が日本体操界の追い風になるのか、、、

男子体操メンバーのトークショーの様子が読売オンラインで動画配信されています。

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