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2009年1月 6日

#駅伝の怖さか, 面白さか、

事前予想では、”まちがいなく”優勝と目されていた 駒沢大学

前回の優勝後、冬のロードレース、春のトラックシーズン、秋の出雲・全日本駅伝 と、ことごとく好成績を収め、圧倒的な強さを見せていました。
3年生の2大エース 宇賀地選手、深津選手だけでなく、ほかに誰を走らせても失敗がなく、層の厚さに脱帽という感じでした。

ところが、ところが、
年末の区間エントリー発表時から ??? の気持ちがありましたが、エースの一人深津選手が故障で欠場。
この結果、深津選手が走る区間に1区に強い池田選手を配置せざるをえず、往路は箱根経験者は2区のみとの手薄いオーダーになってしまう。
箱根未経験者が爆発するか、足を引っ張るか、、のイチカバチカのオーダーは悪い方の結果に。
往路がまさかの15位

翌日の復路は、常勝チーム故のとまどいか、なかなか本来の走りができない。
後続を突き放す走りは分かっていても、前を追い上げ、追いつく走りの経験のなさか。

少しでも差を詰めたい6区、7区では前半突っ込みすぎて、後半に失速で順位が上がらない。
8区以降の主力が意地をみせたが、すでに前との差が開きすぎて最終13位という結果になった。

好対照なのが、優勝した東洋大
往路優勝の翌日は6区山下りを前日の勢いのまま凌いだ後は、7区で前を行く早大を射程圏内にし、8区で首位に。
9区、10区は前半スローに走り余力を残し、後半相手が疲れてきたところでペースアップして追いつかせない、、、という見事なレース展開だった。

失礼ながら、個々の選手の実力では、駒大、早大より下であろう東洋大がレースの主導権を握り、自分達のペースで実力以上の走りをみせました。

勝ちパターンでレースが運べると、実力以上の走りができ、持ちタイム(ベストタイム)が上の選手とも互角に亘れます。
反対に、一旦 悪循環に入ると、追いつこうと焦り、ペースを崩し、後半失速やリズムに乗れない、、、という実力を発揮できないレースになってしまいます。
それが相乗効果となって区間を追うごとに差が広がってしまいます。

これがトラックレースやマラソンと違った、まさに駅伝の面白さでもあり、怖ろしさでもあります。

流れを上手く引き寄せないと、傷口がどんどん広がって修復不可能になってしまう。
一方、流れにのれば、少しの実力以上の出来が、区間を追う毎に大きな後押しになって、勝利を引き寄せてしまう。
2位の早大 渡辺監督がレース後 ”負けた気がしない” と言ったほど、東洋大はスルスルっと流れに乗って優勝を手にしてしまったのでしょう。

平成の常勝軍団と呼ばれる 駒大は 2000年(76回大会)の初優勝後、4連覇を含み、この10年間に6回も優勝してきた大学
勝ちパターンに持ち込むのが上手く、例え往路で遅れをとっても、復路でジワジワと駒大ペースに持ち込み見事な逆転劇を産むのが常でした。
それが今回出来なかったのは、やはりエースを欠くという心理的な焦りがあったのかもしれません。

因みに前回優勝校がシード落ちするのは棄権理由以外では初めてのこと。
棄権理由では昨年の順大と96年(72回)の山梨学院大の記録があります。

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