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2010年2月 5日

笑う警官


今年の直木賞受賞作家 佐々木譲 
受賞作品の 廃墟の乞う もそうだが、警察官と事件を題材にした 所謂 ”警察小説”というジャンルで今一番油ののった 作家である。

”笑う警官”は 佐々木氏が警察小説に本格的に取り組んだ最初の1冊
それ以前の ”ユニット”という少年犯罪を扱った作品が警察小説にシフトするきっかけとの評価もある。

今 我が家では 佐々木譲作品 / 警察小説 に思いっきり魅せられている

※※※※ ご注意! 以下 一部ネタバレです※※※※

”笑う警官”は昨秋 大森南朋の主演で映画にもなった作品
北海道警察を舞台とした 組織に潜む闇を炙り出していて、後に続く作品とともに ”道警シリーズ”とも呼ばれている。

発表時は ”うたう警官”という題で、”うたう”とは組織内部の情報(汚職)を外部に漏らすこと。
道警で明るみになった 汚職事件の調査で証人として議会での証言を求められた津久井巡査部長
議会で証言することは ”うたう” ことだと 多くの道警警官が嫌悪感を起こす

時を同じくして 発生した 女性警官殺人事件
交際相手が 津久井だったことから、津久井が犯人として 道警挙げて津久井捜しが始まる。
その指示は 犯人を見つけ次第 射殺すべし。

これは ”うたう”事を阻止する 濡れ衣ではないか、、、と佐伯警部補は疑い津久井救出に奔走する
タイムリミットは翌日の議会証言までで24時間もない
小説最後はドタバタ感があるものの、事件解決に奔走するスピード感は一気に読ませる
携帯/ネットの役割がやや時代遅れに感じるが、それが今の警察の実情なのか、、、作者はまだ50代だし

小説の道警の汚職事件は一時期 連日の様にニュースのトップになった 不正経理(裏金)事件と稲葉事件を思い出させる

警察小説は 事件解決とともに警察内部の闇を描くジャンルになっている

こちらが 直木賞受賞作
表題作ほか6本の短編集です
どこの書店でも 一番目立つ場所に置かれていますね

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