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2010年5月30日

#13分40切り、28分30切り

長距離種目の5000Mと10000M
男子大学生では 5000Mを13分台で、10000Mを28分台で エース(トップクラス)級の選手と語られることが多い
(高校生では 5000M14分10秒台かな)
5000Mで13分40秒を、10000Mで28分30秒を切ると スーパーエース級となり、ほんの一握りである。

しかし、今年はこの基準が上がってしまったのではないか、、、と思う程、春から好記録が続出している。
4月の大学対抗戦、記録会で 13分台、28分台の自己ベストが多く出た。
早大1年の大迫選手が13分47秒29、志方選手が28分38秒46を5月早々にだした時はうれしい驚きだった

今回の関カレでも 自己新/ベスト相当のタイムがでて 大学長距離界のレベルが大きく上がっているワクワク感を強く感じた。

特に最終日の5000M

出走した 29名中 17位までが 13分台でゴールラインを駆け抜けました。
18位の選手も 14分00.07、24位までが14分台1桁 と実にハイレベルなレースでした。

春先の自己ベストを更に更新した選手や 自己ベスト近くのタイムを出した選手も多く、 記録会のタイムが一発タイムではなかったことを印象付けました。
(2部の5000Mでも13分台が9名と好レース)

関東インカレは大学対抗戦なので 順位狙いでスローペースでの展開があってもおかしくありませんが、順位を狙ったら結果的に素晴らしい記録がでたそんなレースでした

そして、優勝は 国士館大3年の 藤本拓選手
故障がちだった体質を克服して 昨秋から 急速にタイムを伸ばしてきた藤本選手が 大舞台でやってくれました。

藤本選手は 既に持ちタイムは 13分台、28分台ですが、主要レースにでることがなく、柏原選手(東洋大)、村澤選手(東海大)、鎧坂選手(明大)の有名大学トップ選手との直接対決は この日が初めてではないでしょうか?

前半にハイペースのレースを作った 柏原選手、
中盤から徐々に先頭にでて主導権を握る自分のレースを狙った村澤選手、
常に先頭集団で 最後のスパートでの逆転を狙っていた 鎧坂選手、
そして ハイペースの展開についていった 各大学エース・準エースの面々も
皆な 素晴らしい走りを見せました。

でも このレースでは 藤本選手が 一枚上手だった。
序盤からハイペースで進んだ集団の先頭すぐ後ろに位置取り、常にトップ選手をしっかりマークしていた
レースを引っ張る選手の力を借りて、ラストに力を残せたのも良かった。
スタートからゴールまでトップ選手の動きにすぐ反応する 集中力は最後まで途切れなった

3000Mで 日大ベンジャミン選手が前に出ると、付いていったのは、鎧坂選手、藤本選手、村澤選手、矢澤選手(早大)、中原選手(城西大)
後続集団は離れ、先頭集団も縦長に。
中でも ベンジャミン選手にピッタリ付いたのは 鎧坂選手と藤本選手。

Dsc_67003800M付近では 後方からすっと 村澤選手が追いつきトップ交代

Dsc_6703この村澤選手の動きに気づいた藤本選手はベンジャミン選手真後ろから 急遽位置変更
村澤選手の後ろにつくべく、鎧坂選手の前に割り込みます

後続を引き離したい村澤選手はペースアップをして 自分のレース展開に持ち込もうとするも 藤本選手だけがピッタリついていきます。
離れそうで離れない藤本選手
4200Mからは 村澤選手と藤本選手の一騎打ち

Dsc_6758そして ラスト1周の鐘の音がなる直前 藤本選手が一気に村澤選手の前に

昨年までは最終周に逆転されると離される一方だった 村澤選手も必死にくらいつく
が、第4コーナーまでは 追いつけそうで追いつけない

そして スピードには自信のある藤本選手が最後のホームストレートで加速し トップでゴール
自己新の 13分38秒68
最後まで 良い緊張感をもった表情でした。

ラストに猛追してゴール直前に2位になった鎧坂選手(13分39.31 自己新)
3位の村澤選手も 13分39.65秒とほぼ自己ベスト

会場内は ラスト1周の逆転と 優勝者が 村澤選手でも、柏原選手でも、鎧坂選手でも 早大の矢澤選手・大迫選手でもなく、国士館大 藤本選手だったことで 騒然

その間にも あっという間に後続選手がゴール
気づいたら 17名の13分台という 高記録のレースが終了していました。

藤本選手の優勝に ”新星”、”ノーマークの選手”という見出しが出ましたが、前述のとおり既に持ちタイムでは トップ選手だったわけで、持ちタイムを裏付ける走りを大舞台で見事に見せたということでしょう。
貧血を克服した 柏原選手が 一気に大ブレークしたように、藤本選手も旋風を吹かせるか。
故障の関係で走ったことのない20K以上に この夏合宿で挑戦か?

優勝こそ逃したが、実力者の走りをみせた 鎧坂・村澤選手は レース後のインタビューで 『自分の(勝ち)レース展開に出来なかった』とコメント
それぞれ どんな課題をみつけたのでしょうか。
またまた 次回の対決が楽しみになってきました。

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