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2010年5月23日

パーフェクトプログラム

※※※※ ご注意! 一部ネタバレです※※※※

フィギュアスケート関連で 良質なコラムを書く 田村明子さんが バンクーバー五輪の取材エピソードも含め春に出版した 1冊

”バンクーバー五輪の男子の金銀について、米国の反ロシア的感情があったのでは…”と書いてあると、今シーズン、フィギュアの採点になにやら モヤモヤ感が残った フィギュアスケートファンの間で瞬く間に話題の1冊となりました。

私は4月上旬にこの本を手にとりました
確かに 4回転ジャンプを成功したのに銀メダルに終わった ロシア プルシェンコ選手を取巻く動きについては よくぞ 書いてくれた! との気持ちになります

ただ、、、、
男子フィギュア関連に関しては 歯切れの良さを感じますが、 前半に綴られた 新採点システムの難しさ/ジャッジの大変さを擁護する様に書いてある下りや 女子フィギュアの採点について疑問が呈されないのは なんとももどかしさを感じます

著者があとがきで書いているように 前半は五輪前に、バンクーバー五輪に関しては五輪直後に執筆したため、採点システムやジャッジについてはそのような温度差がでたのかもしれません

女子フィギュアについては 従来より著者が 男子シングルの取材が充実していることもあるし、多くの人が首を傾げ ”やはり…感”を強くした 世界選手権の前に 書き上げているため、男子の場合ほど 問題提起ができなかったのかもしれません。

個人的には 今回の世界選手権の感想を含め、女子シングルの採点に関して加筆されることを希望している

それでも、日本スケート連盟の実情や 長くフィギュア界に根付く 北米の反ロシア感情、小塚選手の音トラブルの例のように 本番に使われる音楽にまで 対策を練らなくてはならないこと  などなど、TVではなかなか語られないフィギュアの世界を紹介してくれている

完全にすっきりな 読後感ではないが、フィギュアファンには一度手に取って欲しい1冊と思う

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