« #エースの大ブレーキ | トップページ | 懸賞でゲットするんだ »

2010年12月29日

佐藤コーチのハグ

フィギュアスケートの全日本選手権
私達は初日の男子SPと最終日女子FPを観に行ったが、本当に楽しかった
国際大会とは違った日本人選手のみの戦いも トップ選手が力量を存分に発揮したり、ベテランが持ち味を魅せたり、ジュニア達が初々しさと戸惑いとハツラツさの中に光るものを見せたりと、見所満載であった。

小塚選手の初優勝、安藤選手の5年ぶりの優勝で終った大会だったが、やはり浅田真央選手の復調が一番のうれしい結果だった。
困難といわれるジャンプの矯正過程にあって、難関のひとつを越えたと思わせるトリプルアクセルの成功は会場のみならずTVの前のファンを多いに盛り上がらせたことだろう。

ショートプログラムを終って リンクサイドに戻って来た浅田選手は迷わず佐藤コーチに抱きついた画像は会場でもスクリーンに映し出された。

この光景は 私にとって 2度目の驚きだ
1度目は フランス大会で 小塚選手が完璧なFPを終えてリンクから戻って来た時。
この時も 小塚選手は自然と佐藤コーチに抱きついた

佐藤コーチと言えば、静かな佇まいが印象的で、演技中も喜怒哀楽を顕わにする外国人コーチ達とはもちろん、日本人コーチの中でも感情を表に出さない
もちろん 鋭い眼差しで選手の演技は見守ているが、TV画面に映し出される表情は何か達観したような常に穏やかさを醸しだす表情だ。

実際 キス&クライでどんな点数が出ようとも表情を変えることはない
残念ながら 今回優勝した小塚選手も 五輪直後に引退した中野選手も評価は高いのに 実際の大会では点数が抑えられることが多かった。
それでも 表情ひとつ変えずに耐え忍ぶ印象が強かった。
3年前の世界選手権でスタンディングオベイションの演技をした中野選手の低すぎる点数にブーイングだった時も複雑な心境であったろうに 静かな佇まいを崩さなかった。
その年、世界選手権デビューで好発進の小塚選手にはSP直後に ”あまり浮かれないように”と静かに諭していたのも印象的だ。
高得点が出て 興奮する小塚選手の一方で 佐藤コーチは静かに満足の笑みを浮かべる姿だった。

佐藤コーチのイメージには 秘めたる闘志を感じるものの、その年齢から来る佇まいも相俟って常に冷静沈着のイメージが強かった。
年齢の近いコーチ&選手の組合せとは違った、昔ながらの師弟関係をうっすら感じていた。

ところが、その佐藤コーチのイメージが少しづつだが (私にとって)変わっている

ジャンプに苦しみキス&クライで元気のない浅田選手にぬいぐるみを渡したり、、、、
自己ベストの演技をした 小塚選手に ファンからの応援バナーを渡して カメラの前で拡げるように言ったり、、、

以前より多く映し出されるようになった 演技中の佐藤コーチ
鋭い視線は変わらずだが、回りに漂う空気に 以前より熱い闘争心を感じるのは私だけだろうか。
顔をほんのり紅潮させ、そのうち吠えてしまいそうだ。
キスクラで 髪が乱れていた佐藤コーチなどいままでなかった。

そして 小塚選手、浅田選手との ”ハグ” である
1度目の小塚選手の時は 画面からも 佐藤コーチの遠慮がちさが伺えた。
今回の浅田選手の時は ずっとスムーズだったが、それでも浅田選手に頬を寄せる際は 少し遠慮がちだった。

浅田選手が佐藤コーチに師事したことで 小塚選手は練習への姿勢が変わったと認めている。
佐藤コーチも小塚選手の成長を認め、また 浅田選手の根気強い努力姿勢を何度も語っている。
そして 浅田選手も 希望していた日本人コーチの元 着実に自分の目標へと近づいている。

この 佐藤チームで 喜びの ”ハグ” が ソチに向かって 何度も見られることを強く願っている。
そして もちろん 最高の ”ハグ” は ソチのキスクラで。。。

|

« #エースの大ブレーキ | トップページ | 懸賞でゲットするんだ »

#フィギュアスケートの観客席」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« #エースの大ブレーキ | トップページ | 懸賞でゲットするんだ »