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2011年8月19日

ラストダンス

久しぶりのブックレビュー

※※※※ ご注意! 一部ネタバレです※※※※

警察小説とスポーツ小説を得意とする 堂場瞬一の2009年の作品

野球選手2人のイラストと ラストダンスの題名の不釣合いさに惹かれて手にした1冊

主人公は プロ野球 スターズの2軍キャッチャー 樋口
ドラフト2位で入団以来 スターズ一筋、、
キャッチャーとしての采配は高評価だが、打力が弱く 1軍と2軍を行ったりきたりのプロ野球人生

間もなく40歳を迎える樋口に 不振の続くスターズから ペナントレース最中にも関わらず、来期2軍監督の声がかかる
それも 2軍で経験を積み 3年後にはスターズの監督の構想があるという
プロ野球選手にとって もったいないオファーだと分かっていても、 現役への未練と、現ペナントレースが現役最後だという複雑な心境に陥る。

同じ頃 スターズのエースピッチャー 真田も自分の限界を感じ 引退を意識する試合をしてしまう。
真田は樋口と同期でやはり スターズ一筋
ドラフトは 樋口より下位指名ながら スターズの花形選手であり続けたプロ野球人生

対象的な2人は バッテリーを組んだのはルーキーイヤーの1回だけ。
この時惨敗を喫した2人の野球人生は 真田がバッテリーを組むことを嫌がり画策したこともあり 交わることがなかった。

真田は シーズン途中にも関わらず きっぱりと引退決め、早々にマスコミ発表をしてしまう。
残りの登板試合を すべて引退興行とするために。

そして 有言実行ではないが、初のホームランやノーヒットノーランで 話題とともに チームに勝利をもたらす。

一旦はペナント争いから外れていたチームも 勢いがつき、首位イーグルスに0.5ゲーム差で 真田のラストゲームを迎える。

優勝のかかった一戦
華々しく引退試合の幕引きをしたい真田は完全試合を狙っていた。
その試合で 正捕手の故障から 真田と樋口がバッテリーを組むことになる

マスコミは騒がないが、樋口にとっても引退試合
真田から完全試合を告げられ 樋口の覚悟も決まる

「俺のリードに従ってくれ」
最初のバッターには疑心暗鬼だった 真田が 樋口のリードに魅せられていく
バッターの考えの裏の裏のさらに裏をかく配球

1巡目は完璧に押えた、、、
イーグルスのバッターが完全試合阻止に必死になってくr。
そして スターズも点をとって勝たなければ 完全試合にはならない。

同期ながら疎遠だった 2人が 現役人生の最後の最後で 最高のバッテリーとなる。
2人の駆け引きが ラストダンスなんだな、、、と思わず納得した

ピッチャー、キャッチャー心理もよくわかる描写に 惹き込まれました。

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