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2011年8月 4日

完敗だった世界水泳

日曜日に閉幕した 上海世界水泳

後半の競泳競技
今期世界最高タイムを持つ選手が多い日本チーム
この大会で金メダルを獲れば、ロンドン五輪内定との規定もあって 日本選手の活躍が楽しみだった

中でも 昨年の不振から立ち直り 好調な状態で上海入りした 背泳ぎ入江陵介選手に 金メダルの期待がかかる。

日本チーム 初のメダルは3日目の入江選手の銅
100Mで、得意の後半の追い上げが冴えて3位に。

今まで 大きな大会だと神経質な処が前面に出てしまっていたが、インタビューでもレースを楽しんでいる様子が伝わり、入江選手の精神的な成長と好調ぶりが窺えた

なので、得意とする200Mのレースに 本人もファンも前大会の銀メダル以上の結果を当然期待してしまった

ライバルは 米国のロクテ選手
背泳ぎだけでなく 自由形、バタフライ、メドレーでもメダルを獲れる実力者
さらに 今期は 怪物 フェルプス選手にも勝つ パワーを見につけ まさに絶好調での大会入り

パワーで先行型のロクテ選手
      対 
抵抗のない泳ぎで後半追い上げる入江選手 

の対決となった

スタートでの改善にも取り組んできた入江選手は 今大会 素晴らしいスタートを見せている
決勝でのリアクションタイムも 0.54と一番良い
(ロクテ選手は 0.68で 7番目)

しかし 浮かび上がった時にはロクテ選手に先行を許してしまう。
ロクテ選手は パワーをつけて、元々定評があった武器のバサロキックが一段と強力になっていた。

入江選手もバサロの強化にも取り組んでいる。
以前より長く水中にいるし、後半もバサロを数回打つようになった。
それでも バサロを得意とする選手に比べるとどうしても見劣りしてしまう。
泳ぎの技術でせっかく追い上げてきても ターンの度に再び先行を許してしまうのだ。

特に後半に行くほど、バサロキック数が減少してしまうのが痛い
ロクテ選手は150Mのターンでも制限距離15Mギリギリまでバサロで行くのと対象的
今回も150Mのターン後のバサロで 勝敗を決められてしまった。

入江選手は必死の追い上げを見せるが、最後まで 競り合うことすらできずに 2位(1.54.11)でゴール
ロクテ選手(1.52.96)とは1秒以上の差

追い上げなくてはならないラスト50Mのラップでもロクテ選手を上回れず、 完敗のレースだった。

ロクテ選手は 入江選手の弱点(バサロキックの差)をつくだけでなく、強味(ラスト50M(特に25M)の追い上げ)に対抗できるようラストに余力を残していた。
レース戦略でも圧倒されてしまった。

入江選手は 100Mでの銅メダルの自信が、静かなプレッシャーになっていたのかも知れない
100Mに比べて後半の泳ぎが小さく、持ち味を出せなかった

レース後の入江選手は 同じく銀メダルに終った前回のローマ大会以上の落ち込み様だった。
幻の世界新騒動に巻き込まれ万全の状態ではなかった2年前に比べ、今回は精神的にも強くなったと自信を持って臨んだ大会だったから

インタビューでは声に力なく、呆然自失となるところ なんとか踏みとどまっている感じ。
いつ泣き出すかと見ているこちらがハラハラした
本人ももっと僅差のレースになると思っていたのだろう。

応援する私達も 力差を見せつけられ、激しく動揺してしまった。
1年後のロンドン五輪、ロクテ選手に追いつけるのか。。。

でも、その後伝えられた入江選手のインタビューに悲観ばかりしていられないと思った。
入江選手も 『(ロンドン五輪でロクテを上回るのは)レースが終わったところで、正直今は厳しいかなと思う』 と認めた。

そして 『それでも まだ1年もある』 と言う。
やれることは 沢山ある
この間 何があるか分からない

折れそうな状態で レース直後のインタビューに答えた入江選手
何度か口にした『頑張ります』には しっかり 思いが入っていた。
そこがこれまでの入江選手とは違うところ
弱さを認めるだけに 終らず、だからもっと強くなりたい 

あの完敗があったからこそ、、、と言える ロンドン五輪にして欲しい

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