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2012年8月22日

ビブリア古書堂の事件手帖

鎌倉が舞台のプチミステリー小説
地元ネタなので、当初は湘南限定での人気かな・・・と思っていましたが、昨年の本屋大賞にノミネートされた時は驚きました。

北鎌倉駅近くにある 古書堂(=古本屋)を舞台に、古書が絡んで小さな事件が起こり、それを 本大好きな店主が解決していくストーリーです。

ミステリーに分類されますが、ミステリーとしては さほど難解ではなく、時には関係者の心情を推し量る形で解決してしまうので、謎解き本としては もの足りない

また 北鎌倉を舞台に・・・といっても ガイド的な記述や 地元ならではの隠れネタもなく 鎌倉の風景をイメージしながら、といった内容ではありません。

しかし、古本屋という設定と 登場人物の ユニークさが とても面白く魅力的です。
静かなブームの中、第2作、第3作と発表され、 書店では 作中に取り上げられた 本が 並んで売られている等 注目度が高いです

まず、古書ビジネスという 一般にあまり知られていない舞台設定が 本好きには興味を激しく掻き立てられます。

本の管理や 値付けの仕方、流通経路 などなど、、、古書ビジネスの舞台裏がのぞけます。
そして 事件に係る 古書として 登場する 本(あるいは作者)の 古書ビジネスでの価値、
有名作家が 無名時代のペンネーム 
希少本になる経過など が言及されています。

語り手(=主人公) 大輔は 本が好きなんだけど活字を読むと気分が悪くなってしまう 活字恐怖症ながら 古書堂の店主 栞子に惹かれ、 古書堂を手伝う 中で 遭遇する事件

第1作目は 若干のドタバタ感があったものの、テンポ良く話が進み、
2作目では 栞子の 人並み外れた本好きの性格が蒸発した母譲りということがわかり、より栞子にフォーカスがあたる 展開でした。

大輔の一歩引いた視点も面白く、二人の恋の行方も気になります。

そして 期待の3作目・・・でしたが、1,2作目に比べるとちょっと 見劣り感がするのが残念!

この作品を読むと 作中に登場した本を読みたくなったり 古本屋に出かけたり、古本屋のサイトにアクセスしたくなったりするほど、ジワジワと本に興味が湧いてきます。

第1,2作目は間違いなく面白いです。

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