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2013年11月 2日

空飛ぶタイヤ

**** ご注意!!! 一部ネタバレです ****

今年の流行語間違いなしの 半沢直樹

遅まきながら、著者の池井戸潤さんの作品を読んでいます

池井戸氏は 2011年に ”下町ロケット”で直木賞を受賞するが、”空飛ぶタイヤ”も直木賞の候補となった作品

私は 半沢直樹シリーズよりも面白いと思っています

ストーリーは 三菱自動車のタイヤ脱輪事故とその後発覚するリコール隠し事件をベースにしているといわれています 

実際の事件と同じく、大型トラックの脱輪が原因で死亡事故を起こしてしまう 運送会社が舞台

事故原因を一方的に整備不良とされ、信用を失った会社は取引銀行のホープ銀行から融資回収をされ 資金繰り悪化から倒産を覚悟する事態に追い込まれる。

しかし2代目社長 赤松は、事故原因を車両自体にあったのではないかと考える。
トラックの製造元 ホープ自動車に 掛け合い 事故原因をはっきりさせたいと挑むが、大企業の車に欠陥があるはずがない、、、との 通念に 何度もはねかえされる。

一方で 財閥系のホープ自動車は グループ企業からの支援の上であぐらをかき、業績低迷にも真摯に向き合わない企業体質が まさかの リコール隠しへと 進ませていた。

孤軍奮闘する 赤松社長に次々と襲いかかる 難局
ここまで 悪運が続くか、、、と途中でため息ばかりでる。

それでも 良縁に恵まれ、支援してくれる人の力もあって、最後は ハッピーエンドで終わり、勧善懲悪の心地よい読後感もある。

半沢直樹シリーズは 銀行内の力関係や個人の利得に走った結果の後始末 で、 所詮 銀行という恵まれた職場での 政治ゲーム的な感想をもつが、 この作品は 中小企業 vs 大企業 が明確で スッキリ

既にDVD化もされています
まだ見ていませんが、Wowwow作品なので、原作に忠実に描かれているのではないかと想像します。

読後 実際の事件のその後を追ってみたが、現実は小説ほど甘くはなく、当該の運送業者は 倒産していた。

やるせない事件だったと改めて思う

直木賞受賞作の下町ロケットもDVDでています

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