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2013年11月18日

死角なし か、、、

週末行われた フィギュアスケート GPフランス大会

男子シングルでは カナダの パトリック・チャン選手が SP、FP ともミスらしいミスもなく滑りきり、2位の羽生結弦選手に 大差で優勝した

羽生選手は SPでは 逆転優勝も可能な得点差でつけたものの、FPでの序盤に エッジが氷にひっかかってしまったアクシデントが痛かった

世界選手権3連覇中の チャン選手は 五輪に向けて 着々と完成度を高めているようだ。

バンクーバー五輪では 前夏の交通事故の影響で万全とは言い難い状態で 地元の期待を裏切ることになった。

その後も 4回転や3アクセルジャンプの精度が安定しない時期もあった。
かつては ”4回転ジャンプなしでも勝てる” と 4回転ジャンプ不要論も口にしたこともあった。

しかし、前年から 4回転ジャンプの精度は飛躍的に高まっている。
とことん フォームの修正を行い、とことん 体幹強化をした成果だ

チャン選手の前のコーチが 4回転ジャンプを例えて 
”ソファを持ち上げながら飛び上がり、冷蔵庫を抱えて着地するようなもの ”
と 4回転ジャンプの負担を語っていた。
そのくらい 体への負荷は多く、さらに 降りるだけでなく、綺麗に着氷するには その時々の感覚だけでは 達成できない
着氷を最小限の負荷でできるような フォームをとことん体に覚えこませないといけなかった。

そして、今季のプログラムは チャン選手の持ち味の スケーティングの上手さがとっても引き立っている。

正直言って 私には今までのチャン選手のプログラムは余り印象が深くない
大会で 演技をみれば 軽やかに滑る姿に凄いな、、、とは思ったが、チャン選手のあのプログラムをもう一度みたい、、、とはならなかった。
というか、他にもう一度みたいプログラムが多かった。

日本が誇る 高橋大輔選手のように ”氷上で舞う” とは ちょっと違う。
高橋選手が 氷上を舞台として踊る に 対して チャン選手は ”滑り”で勝負している
なので、 どうしても滑りに目が行ってしまうからか、どのプログラムの印象も似てしまっていた。

そのチャン選手も 昨シーズンは 高橋選手を意識してか 上半身を使った 振り付けが 多かった様に記憶している
今季は 印象的なポーズ等振りがかなり少なくなっている感じがする
それが 反って 足元の滑りを 際立たせていると思う。
今までは 上半身の(左程お上手ではない)振りが 邪魔していたのではないか、、、と思うほどだ。

滑りのなめらかさ、ひと滑りで すーーーっとスピードに乗り、動く軽やかさ、エッジの深さ、等々 今まで語られていた チャン選手のスケーティングの魅力が 前面&全面にでています。

高橋選手は いつまでも氷上でその舞を見ていたいと思いますが、このプログラムで チャン選手には いつまでも 滑りを見ていたいと思いました。
チャン選手のスケーティングを見せるプログラムの中では ジャンプさえも メリハリをつける つなぎの要素のよう、、、と言っては大げさでしょうか。

フランス大会のFPを見ていて、 ”こんな風に滑りたかった”と スケート経験者に思わせるんだろうなぁ、、、と感じてしまいました。

全身で音楽を奏でて表現する高橋選手 と 足元 スケーティングで 音楽を繋いで表現するチャン選手
どちらも 魅力的なのは 言うまでもありません。

これまでの プログラムの完成度をみると チャン選手に死角はないように思えます。
でも、、、 オリンピックには 魔物がいると言われていますからね。。。
トリノ五輪で 無敵に思われた スルツカヤ選手の例もありますから。。。

 

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