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2013年12月 3日

待ち遠しい ”その瞬間”

おすすめ本です

フィギュアスケーター 浅田真央選手の足跡を追った 前作(Book for Charity)、前々作 (さらなる高みへ) が 好評だった 吉田順 氏の 最新作

浅田真央選手に 継続的な取材を続け、バンクーバー五輪以降、浅田選手が辿ってきた日々を綴る

東日本大震災で急遽発売が決まった Book for Charity とは 重なるエピソードもあるが、 前五輪以降の4年間の軌跡を 今回も丁寧に追っている

浅田選手が 前五輪後に決心した 「ジャンプとスケーティングを基礎から見直す」 という 挑戦
すでに 報じられているように 浅田選手本人にとっても 予想以上の大変な作業で、なかなか結果にならなかった

その苦しい作業の中でも シーズン中は大会に出続け、結果がついてこなくても、粘り強く目標に向かって進み続けた浅田選手

この本の中で、大会毎の浅田選手がどう試合に臨んだか、結果をどう評価して次に繋げたか、、、を 詳細に取材している。
ファンとしては その試合を思い出しながらも、改めて浅田選手が1試合すら無駄にせずに次のステップに繋げていたことを知ることができます。

ジャンプの回転不足についても ジャッジの判断に心揺さぶられるというより、自分が納得する回転ができるかを追求している姿勢が本当に立派です。
きっと 浅田選手は 自分が回転が足りていないと思ったら、いくらジャッジがOKとしても 満足しないことでしょう。
ジャンプへの そんな厳しい姿勢が 何度もエピソードとして紹介されています。

また、 浅田選手が佐藤コーチとの ”あ・うん”の呼吸を作り上げる過程 
過去シーズンの選曲のエピソード

など、ファンとしては うれしい内容です。

そして お母様の病気と 浅田選手のとった対応にも触れられています。
この本を読むと 浅田選手の行動が 腑に落ちる 箇所がいくつもでてきます。
そして 当時 お母様の病気に触れることなく、周囲に迷惑のかからないような理由を前面に出して対応していた 浅田選手に頭が下がります。

この3年間、 ジャンプの修正に取り組む浅田選手を ひたすら 「不調」という言葉だけを謳っていたマスコミは、恐らく ここまで取材できなかったのではないかと思います。

今年のNHK杯で 浅田選手のジャンプの修正点 が 突然、詳しく言及されたのですが、それが まさに 本著で紹介されていた内容 (浅田選手のジャンプ時の右腕の上げ方)でした。

吉田氏の 丁寧な取材なくして、中身の濃い本著ができあがらなかったでしょう。
マスコミの大好きな 他国の選手のことには一切触れていないことも、 本著の内容を 浅田選手のイメージ同様 ピュアな清潔感のあるものにしています。 

浅田選手のファンにとっては この3年半を 振り返りつつ、改めて浅田選手の人となり、向上心と努力とくじけない心にふれて、ファンの思いを強くしてくれる本です。

この本を読むと、今シーズンのプログラムも 幾層にも 思いが詰まったプログラムに見えてきます。

シーズン序盤から 既に完成度が高いとの評価にも関わらず、浅田選手はさらに充実を求めて ブラッシュアップを重ねています。

浅田選手が目指す 完成されたプログラムが 披露される ”その瞬間”

今週末の グランプリファイナル(福岡)で シーズンは折り返し地点

”その瞬間” が すぐ近くにまで来ているはずです。
”その瞬間”を  心待ちにして、 精一杯 浅田選手を 応援したいと思っています。

 

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