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2013年12月23日

エースの演技

羽生結弦選手、全日本2連覇、そして ソチ五輪出場決定 おめでとう!!!!

昨晩 フィギュアスケート 全日本選手権の男子フリープログラムが行われた。

優勝候補で ソチ五輪代表候補の筆頭でもあった 高橋大輔選手は 11月下旬の故障が完治せずに 5位で 大会を終えた

圧勝で優勝した羽生選手(そして彼のファン)には 悪いが、全日本での高橋選手のスケートは、怪我を負っても なおも エースの演技だった

高橋選手の怪我が11月26日に報道された。
当初は 右足のすねのケガ(右脛骨骨挫傷)との発表だったが、直近では 膝の怪我と伝えられている
膝に水も貯まってしまっているらしい。
当初2週間の安静とのことだったが、マスコミが多くを語らない(取材できていない?)が、予想以上にひどかったのではないか。
(今日の報道では 「高橋陣営は棄権も検討していた」とあります)

良い情報がないまま迎えた全日本
私は ショートプログラムを現地観戦したが、素人ファンがみても 明らかに足に不安を抱えていた

ジャンプの着氷が安定しない。
痛みがまだあるのか、いつものジャンプのおり方でないし、着氷後の流れも違う。
最後のスピンのふらつきには、見ていて辛くなった
ジャンプが増えるフリーで足が持つのか、滑れるのかさえ不安になってしまった。

「4回転が鍵」と言われた今回の五輪代表争い
それでも 足の状態を考えれば 3回転ジャンプで手堅く決める戦略もあったのではないかと思う。
ミスを減らして、プログラムの印象を良くし、演技構成点で評価を得る、、、、
高橋選手は その方法でも 得点がとれる選手だから。

しかし、高橋選手のフリーは 冒頭に2度の4回転ジャンプを入れてきた
いずれも 転倒と ダウングレードという厳しい結果になってしまった

続く演技をみていると、高橋選手にとっては、この状態でも 4回転ジャンプを回避する選択など全くなかった と思えた

転倒での体力消耗もあっただろうし、 前日から足の状態が劇的に改善したとも思えない中で、残りのジャンプを決めた
やはり 着氷に いつもの 綺麗さがないが、手堅くジャンプを決めた

そして、なにより ステップと スピンに 渾身の思いが詰まっていた。

本人いわく ジャンプの転倒で手を切った とのことだが、前半のジャンプが終わっての 手を伸ばすポーズで 映し出された 血で赤い左手

なにもかもが アゲンストの状態で、それでも 高橋選手は 五輪のために用意したプログラムを滑り切った
4回転は決まらず、ループジャンプが抜けたけど、準備したプログラム構成に全く手を抜かず、挑戦し続けるスケートだった。

プログラム中盤のステップでみせる 優しい微笑みには 故障を抱えていたり、代表選考が崖っぷちの状態など 微塵も感じさせなかった

テレビで見ていても、会場全体が 高橋選手の世界に引き込まれているのがわかる
いや、正直 テレビの前であっても 高橋ワールドの中に 私もいた。

終盤のコレヲステップでは 本当に高橋選手の滑り、振り付けが 心地良く、このまま ずーーと 続いて欲しいと思った

最後のポーズで音楽が止まるまで 「最高の演技を見せたい」の思い一杯詰め込んでくれたスケートだった 
この4年間、ファンによっては 8年間またはそれ以上、高橋選手を応援してきた今までを温かく思い出させてくれる 良いプログラムだった 

「4回転を2度いれないと ソチでは戦えない」 と言いづつけていた高橋選手
自分の信念を 貫き通した フリーだった
思えば バンクーバー五輪から言っていた 「4回転を跳べるのに挑戦しないのは嫌」
 という姿勢を 手負いの状態であっても 見せてくれた大会だった
日本のエースと呼ばれ、男子フィギュア界を引っ張ってきた 高橋選手の意地だったのかもしれない。

五輪代表選考は 恐らく 小塚選手と 最後の1枠を争うことになると思う。
シーズン前半から状態を上げてきたものの、11月26日という 最悪の時期に故障という不運の 高橋選手
昨季の故障から前半不調だったものの 全日本にピッタリ合わせてきた 小塚選手
どちらが 選ばれても 納得の選考だし、選ばれなくても 悲しく残念だ
出場が3枠なので仕方ないことだが。。。

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