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2015年10月10日

行動心理捜査官

***** ご注意!!!! 一部 ネタバレ ありです *****

佐藤青南著の 楯岡絵麻シリーズは 既に3冊目

1冊目 サイレントボイス は 行動心理捜査官の絵麻が 行動心理学を用いて、犯人の仕草・行動パターンから嘘を見破り、真相をあぶりだす 手腕に かなり 驚き、面白く、一気に 読み切った。

しかし、2作目 ブラックコール は 犯人との対峙が結局のところ 1作目と同じ方法 ~ 相手に質問をし、本能的に反応をみせる マイクロジェスチャー を見抜く目 ~ 
若干 マンネリ化を感じずにはいられなかった。

そして 3作目

1,2作品目 より 更に 面白くなっていて、 うれしい。

事件が 最近世間を騒がせた事件を 思い出させる舞台設定
保険金殺人を目的とした 年の差結婚
罪を逃れるため 精神疾患のふりをする 詐病
偽装障碍者
そして 尼崎変死・行方不明事件

作中のそれぞれの事件は 顛末・結末が違うのだが、改めて最近の社会の闇を意識させられる。
特に 尼崎事件を 彷彿させられる 本作最後の事件は 少人数の閉ざされた組織内で起こる 恐怖による 主従関係
事件解決が ちょっと 粗いが、 今回は 絵麻の言動・行動が 相手の心理に働きかけ、本人に気づかさせず、行動・言動が 狭められ、結果 絵麻の望む行動をとる という手法。

どうして 主従関係から逃れられないのか も 極端な恐怖を与えられると思考停止になると ネズミの実験を例に紹介しているのも なるほど、、、と頷かざるを得ない

前作までの 取調室で容疑者から 決定的な証拠を引き出す という 舞台設定オンリーから 離れたのは 面白い
行動心理操作官という 主人公設定を 次は どう見せてくれるか、、、、
次作にも 期待したいです。

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