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2016年6月29日

黄色い朝顔

***** ご注意!!!! 一部 ネタバレ ありです *****

久しぶりに一気読みしてしまいました。

東野圭吾の夢幻花(むげんばな)

出版元がPHP文芸文庫で ちょっとオヤっという感じがしたが、最初は 同社の歴史街道という月刊誌に2002~04年に連載された小説でした。

最初、歴史物は無理と辞退した筆者でしたが、かつて江戸時代存在した ”黄色い朝顔”を素材にしての連載でした。

連載終了後 単行本が待たれましたが、筆者が改訂を希望し、その間に科学情報が古くなり、結果前面改訂となって、ようやく2013年に単行本が刊行されました。

この間 10年
当初の連載小説とは随分違っているようです。

PHPの関連サイト
東野圭吾の作品へのコメント

物語は 花好きな老人が殺され、開花を喜んでいた 黄色い花の鉢が無くなっていることから展開します。

老人の孫の梨乃は競泳のオリンピック選手を目指しながら、泳げなくなった 大学生
黄色い花が 老人の死に関わっていると信じ、真相解明に動く

途中から 梨乃を助けてくれる 大学院生 蒼大も 朝顔には縁と苦い思い出がある。
家庭環境にも不満のあった蒼大は 自らの出生の秘密とともに 家族の背負う負の遺産にも対峙していくことになる。

全面書き直しの結果、刊行から3年を経ても 古臭さは感じられません

プロデビューを目指すバンドの苦しみや製品化できなかった部署のリストラ、原発問題、薬物問題 等 最近も話題になる社会背景が使われています。

そんな中、昔も今も 負の遺産を負う責を だれかが継承しなくてはならない と伝えています。

著者によれば 「書き直したことで 10年前ではなく 今の時代に出す意味が生じたのではないかと考えています」
とのこと。
確かに 東日本大震災を経て 負の遺産に正面から向き合わう覚悟を持たないと と 思いました。

当初の連載小説がどんなだったのか、も、気になります。

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