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2016年6月24日

コクーン歌舞伎 四谷怪談

以前から 一度観に行きたいと思っていた コクーン歌舞伎 にようやく行ってきました。

1994年の第一弾から数え、既に 第十五弾 とありますから、もっと早くから行けばよかったと思うくらい 楽しい観劇でした。

今は故人となった 中村勘三郎が中心となってスタートしたコクーン歌舞伎
披露する演目は 歌舞伎の有名演目ではあるが、串田和美演出 で 古典歌舞伎とは違った 面白さ・新しさ が 楽しめる

余談だが、串田演出も久しぶり。
個人的には バブルの頃を思い出す。
景気が上向きに感じるこの頃に 串田演出の舞台をみるのも何かの縁かな。

四谷怪談と言えば お岩さんの話・・・と 軽く考えていたが、なかなか 心にくる舞台でした。

古典歌舞伎とは違う 舞台の使い方や音楽に最初は戸惑いましたが、終わってみれば 歌舞伎と現在の舞台の混じり具合が絶妙だったという 印象

話のテンポは 現代風に速く、一気に惹きこまれます。
一方でお岩さんの見せ場の髪漉きでは 語らずして多くを見せてくれました。

一幕 は お岩の悲劇、 二幕では 上演機会の少ない 深川三角屋敷の場で お岩の妹 お袖 と 直助 の悲劇 

私は 今回も 中村七之助目当ての観劇でしたが、お岩役の扇雀に見とれました。。。
存在感がありまくりでした。

先にも書きましたが、夫 伊右衛門に裏切られ、身だしなみを整えようと髪を漉く際の哀しみ・無念さ・絶望感が 胸に突き刺さります。
伊右衛門憎し、、、と 客席から思ったほどです。

そして 二幕の お袖の悲劇
死んだと思っていた夫 与茂七が生きていたことを知り、復讐のためとはいえ 直助と夫婦になった自分を責めて 誤って殺されるよう仕組む お袖の潔癖さは 武士の娘故なのでしょうか。。。

なにより お岩・お袖の悲劇を産んだのが 直接的には 伊右衛門・直助という どうしようもない悪党男が原因なのですが、その二人と関わらずにいられない状況を作ったのが忠臣蔵でも有名な浅野家のお家断絶
武士から 浪人・町人等に身分を変えた家来達は貧困を極め、特に女性は頼る先が限られ苦労したと思われる。

四谷怪談も 忠臣蔵の外伝、いまでいうスピンオフのようなものだったのかも。
歌舞伎でも 忠臣蔵と合わせて上演されることもあったようだ。

コクーン歌舞伎と呼ばれるため、歌舞伎として期待する方々には違和感があるようですが、歌舞伎の現代アレンジ あるいは 新しい歌舞伎 という 試みでは 十分魅了するものだと思う。

当日は やはり満席だった
立ち見席も販売されていた。
公演日は中日を超えたところで、いい塩梅にこなれてきたところだったと思う。

来年になるか、再来年か、、次回も是非 チケットをとりたい
あと、反省としては やっぱり 何事も事前の予習は大切にしたい。

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