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2017年3月25日

通し狂言 伊賀越道中双六

3月後半はスポーツ観戦はTVのみにし、舞台やコンサートと芸術に触れることの多い月となった

今月の国立劇場は 創立50周辺記念演目として、歌舞伎公演「通し狂言 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)」
3月歌舞伎の特設サイト

「伊賀越道中双六」は、義太夫狂言の名作のひとつで、題材は日本三大仇討ちの一つ、伊賀上野の敵討ちから来ています。
(赤穂浪士、曽我兄弟が残りのふたつ)

平成26年12月国立劇場で、「岡崎の場(山田幸兵衛住家)」が44年ぶりに上演され、大きな話題となった演目です。
そもそも 「岡崎」は戦後2度しか上演がなく、26年の舞台は歌舞伎の作品で初めて「読売演劇大賞」大賞・最優秀作品賞を受賞。

今回の舞台は、中村吉右衛門の政右衛門を始め、前回出演した俳優陣での上演ですから、期待が膨らみます。

平日の昼にも関わらず、満席の国立劇場でした。

話は 父を殺された息子(和田志津馬=尾上菊之助)が仇討を決意し、仇討相手(沢井股五郎=中村錦之助)を旅をしながら探し、最後は義理の兄(唐木政右衛門=中村吉右衛門)と共に本懐を遂げるというもの

背景に、志津馬が放蕩に明け暮れていた原因が股五郎のそそのかしだったり、政右衛門が志津馬の姉(お谷=中村雀右衛門)と駆け落ち同然に結ばれて姉は勘当されていて、仇討のため、政右衛門は息子誕生を知ることなく仇討の旅にでていた・・・といろいろストーリーがありました。

今回はイヤホンガイド(700円)を利用したので、その背景や展開を理解するに必要な情報もあって大変助かりました。

見せ場の岡崎では、政右衛門が名前を偽って滞在していた山田幸兵衛宅に、お谷が赤子を連れて立ち寄る
嘘がばれたくない政右衛門は、お谷との再会、息子との対面を喜ぶも直後に幸兵衛の前で赤子を殺してしまう という場面があります。

仇討のためとはいえ、現代のわれわれには理解し難い場面でもありますが、イヤホンガイドでも 当時の聴衆の多くの町民はこの場面をみて、我が子を殺すとは武士とは理解しがたい大変な階級だと思ったと紹介されていました。

昨今は中村吉右衛門の舞台には必ずというほど尾上菊之助がついてきます(笑)
菊之助も好きなので、かなり嬉しい

志津馬にひとめぼれをする、中村米吉のお袖も綺麗で初々しく、舞台が華やかになりました。

吉右衛門さんは 病気をされたこともあるのでしょうが、声がなかなか出辛そうで、忠臣蔵の時もそうでしたが、見ているこちらも辛かったです。
最後の仇討を果たす 立ち回りの場面など息も上がっておられたようで、、、
いつまでもお元気で舞台に立って欲しいと思う反面、お体は大事にしていただきたいと思いました。

通し狂言の上演や途絶えた作品・場面の復活に努めてきた国立劇場の開場50周年記念公演の締め括りにふさわしい公演で満足一杯に帰ってきました。

歌舞伎って楽しい!

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