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2017年4月26日

赤坂歌舞伎

P1000522赤坂歌舞伎 夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし)~赤目の転生 を観劇してきました。

場所は赤坂ACTシアター

故・中村勘三郎の声掛けで始まった赤坂大歌舞伎は今回が5回目
蓬莱竜太の新作歌舞伎
主役は中村勘九郎と中村七之助

今までは新作やモダン・現代と冠が付く歌舞伎は、古典歌舞伎への裏切りや逃げのような感情があって避けてきました
しかし、昨年8月の 廓噺山名屋浦里  や 同6月のコクーン歌舞伎  等をみて、食わず嫌いはいけないな・・・と思うようになりました。
何より 七之助が出ていますからねぇ~

今が旬の勘九郎と七之助を見ないのは勿体ない。

会場は昼の部にも関わらず、ほぼ満席でした。
花道はなし。
前半55分、20分の休憩後、後半75分

ストーリーは 気の弱い 太郎(勘九郎)が 病気の父と放浪の兄を持つ お歌(七之助)は幼馴染
夫婦になったものの 太郎は仕事が続かず、お歌が身を粉にして働く毎日
ついには お歌が愛想を尽かすと、お歌の兄が登場して ”お前は妹を幸せにすると言ったな” と 太郎を殺してしまう。

舞台は暗転後、またまた 太郎とお歌の子供時代から始まる。
太郎は 親分気性で 金儲けにいそしみ、結婚したお歌にも豪邸や豪華な衣装を与えるが家に閉じ込めている。
金亡者の太郎に幼馴染も離れて行き、お歌にも逃げられ、最後は豪邸に火をつけられてしまう。
ここにまた、お歌の兄が登場してきて、今回も”お歌を幸せにしなかった”と太郎は殺されてしまう。

舞台はまた 太郎とお歌の子供時代から
今度の太郎は 人に気を遣い、優しいと人気者
幼馴染がお歌が好きだと言えば、自分の恋心を隠して、お歌と幼馴染の結婚をお膳立て。
仲間が金の無心にくれば断れず、寂しい貧乏一人暮らしを振り返り。
ついに虚しさからお歌に言い寄るが、現夫の幼馴染が帰宅して 追い出されてしまう。

そして、また お歌の兄が登場
今回は 太郎・お歌の兄が刺し違えてしまう。

舞台は 子供時代に戻るが、今回は お歌の家
病床の父のため、長屋を転居してきたばかり。
貧乏暮らしを兄・妹で協力して凌ぐ二人は、兄妹として許されない恋心を互いに抱いてしまう。
一線を超えてはいけないと、兄は家をでる決心をする。
この時 兄には 刺し違えた 太郎が移ってきていた。

そして 新しい隣人の息子として登場の 太郎(別人)
また 太郎とお歌の子供時代からストーリーが始まる 

と、転生を繰り返し、前世の失敗をやり直して お歌と添い遂げようとする太郎
しかし、結局のところ お歌の心は 兄への想いが一番だったの??? と なんともやりきれない気持ちになりました。

時代設定や役者の衣装等は歌舞伎を踏襲していますが、設定をかえて現代劇で行っても違和感のないストーリー
作者の蓬莱竜太は現代劇作家で 初の歌舞伎作品だったそうです。

古典歌舞伎も楽しいですが、新しい歌舞伎の可能性を追い求める 中村屋の二人の頼もしいこと。
今回のような挑戦の積み重ねが、歌舞伎の歴史を繋げてくれるのでしょうね。

歌舞伎界の未来は明るい!

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