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2018年4月26日

がん消滅の罠

*****ご注意! 一部ネタバレがあります! *****

2017年(第15回)の「このミステリーがすごい!」の大賞受賞作

インパクトのある表題、文庫の帯の「治るはずのないがんはなぜ消滅したのか」という文句にも思わず手にとってしまう。

そしてストーリーもタイトル負けしない
余命宣告された患者のがんが治ってしまう?
その患者は収入に見合わない多額の保険に入っていて、加入直後にがんが発覚、これは手の混んだ保険金詐欺なのか・・・

がんとがん保険という一般人にも身近な病気と保険を題材にし、今では治る病気となったがんだが、それでも進行性のがんなどまだまだ怖い病気でもある。

そのがんの早期発見、完治を得意とする医療センターが登場する

社会的地位や金持ちと言われる層の中から患者を選ぶ医療センターの目的はなんなのか。。。

主人公 がんセンター医師夏目の恩師西條が、大学を突然離職した後医療センター理事長になっていたことがわかり、「がん消滅のカラクリ」を暴こうとする夏目

謎解きの場面に夏目の妻がいて、医療関係者でない目線で質問をするので、難しい医療用語や医療関係者にとって当然の事象が丁寧に説明されるので、理解が進む。

やはり「がん」という病気は、今も人々に大きな不安を与えるものなんだなと思った。
その不安・恐怖があるから 恩師西條の計画が上手く回ったのだし。

最後に恩師西條が企てた理由が明らかになるが、正直不快感しかないし、人間の弱さを感じる。

どの職業でもそうだが、特に人の命や人生に直接関わる職種の人がその知識・権力を誤った方向に使ってしまうのは、どんな理由があろうとも許されるものではないと思う。

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