METライブビューイング ワルキューレ(May19)
METライブビューイング ワルキューレを観てきました。
毎作品 観る度にMETオペラの世界に惹きこまれていきます。
メトロポリタン歌劇場での2019-20シーズンの上演作品も決定
これに伴い 来シーズンのMETライブビューイング上映作品も発表されています。
トゥーランドットに始まり、蝶々夫人、ポギーとベス、さまよえるオランダ人、トスカ と 有名作品がイタリアオペラ・ドイツオペラ・アメリカオペラとバランス良く入っています(プッチーニが3作品はちょっと偏っているけど)。
来シーズンもますますMETオペラに入り込んでしまいそうな、楽しみなラインナップです。
さて、本題に戻りますと、ワルキューレはワーグナーの代表作「ニーベルングの指環」4部作の2作目
「ニーベルングの指環」4部とは
・ラインの黄金
・ワルキューレ
・ジークフリート
・神々の黄昏
で、上演に約15時間も要する大作です
今回のワルキューレも休憩2回を含み約5時間の上映時間でした。
METライブビューイングの魅力のひとつに幕間に出演者・関係者へのインタビューがある。
舞台の感想や意気込みなど、より作品に親しめる良い企画だと思う。
今回のワルキューレの見どころは なんといっても巨大な舞台装置
その舞台装置についても幕間に見事な解説が放映されていた。
この舞台装置は24本の巨大なアルミ製厚板を並列に組合せ、コンピューター制御で1本1本を動かしているそうです。
そこに3Dプロジェクション・マッピングを使って岩山や森などを映し出す
厚板の動きに合わせプロジェクション・マッピングが投影されるので、絵がずれず、奥行や高さ等を感じさせることができるのだそうです。
最近では舞台でのプロジェクション・マッピングは当たり前になってきた感があります。
大道具の仕事もかつての大工仕事からコンピューターを駆使したものに変ってきているのでしょう。
第3幕冒頭にはワルキューレの騎行があり、厚板を騎馬に見立てて8人のワルキューレ達が騎馬を操る姿を描く演出は素晴らしく、本作品の見どころでもあります。
ソリストの充実度やオペラそのものの完成度はもちろん、METオペラの舞台演出には本当に魅せられています。
ワルキューレ(ドイツ語 上演日2019年3月30日)
演出: ロベール・ルパージュ
ブリュンヒルデ: クリスティーン・ガーキー
ジークリンデ: エヴァ=マリア・ヴェストブルック
ジークムント: スチュアート・スケルトン
ヴォータン: グリア・グリムスリー
フンディング: ギュンター・グロイスベック
指揮: フィリップ・ジョルダン
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