氷艶2019 月光かりの如く
結局 3日間 横浜アリーナ―に通ってしまった 今年の氷艶
初回公演(正面)、2日目の昼(左手)、楽公演(右手) と少し違う位置から観れて、実に楽しかった
欲を言えば、もう少し前方の席の時もあってもよかったかな。
双眼鏡は連日持参しました。
既に ミュージカル仕立てで 主演の高橋大輔さんが歌った ことは書きましたが、改めて 演出の宮本亜門さん、素晴らしい
以前に亜門さんの舞台を追っかけていたこともありましたが、最近の作品もみたくなりました。
パンフによると今回の企画は、氷艶2017の直後(2017年7月)に制作会議スタートしていたんですね。
亜門さんに演出オファーが2017年12月
2018年4月に松本孝弘によるテーマ曲提供がきまり、5月からキャスティング会議がスタート。
舞台の経験に加え、スケートへの挑戦やアイスショーとのコラボを面白いと感じてくれる人という視点からキャスティングされた
今回の氷艶の成功は 演出家を含めたキャスティングの妙だと思う
映像演出のチームラボ、脚本 都部寸、衣装の堂本教子、ヴォーグ・ジャパン等々どの視点からも素晴らしいものを提供してくれたと思う
そして スケートに挑戦してくれた俳優陣、歌や台詞に挑戦してくれたスケーター、源氏物語という日本物に挑戦してくれた ステファン・ランビエールとユリア・リプニツカヤ
回を重ねる毎にスケートの疾走感・スピード感は増し、声量も増え、ランビエールとリプニツカヤの美しい姿とスケーティングが物語に厚みをくれた
ユリア・リプニツカヤはソチ五輪の活躍後、早々に引退してしまい日本のアイスショーの出演が叶わなかっただけに、本公演への出演を働きかけた方に個人的にMVPを贈りたいくらい。
そして、リプニツカヤもオールドファンのみならず氷艶ファンの多くを魅了したと思う
配役も衣装もメイクも振り付けも全てがマッチしていたし、なにより本人がこの公演に満足した様子
リプニツカヤを観る機会もこれが最後かも・・・と3公演チケットとったけど、きっとまたアイスショーで滑る姿を観られると確信しました
楽公演は少し疲れが見える場面があったけれど、緊張感で硬かった初回公演とは見違えるほど完成度が上がっていた。
観客側も拍手をするタイミングが手探りだったのは初回公演のみ、楽公演は何度も会場全体が拍手で包まれていた
主役で座長の高橋大輔さんの奮闘ぶりも凄かった
衣装替え以外は出ずっぱりな状態
ランビエール、リプニツカヤとのデュエットの滑り、ソロの滑り でうっとりさせるのは 高橋大輔の真骨頂、
台詞、歌、殺陣、藤壺(平原綾香)との絡みシーン、宙吊り と ファンもビックリな演出
チームラボの映像演出は前回の氷艶よりさらにパワーアップ
インタラクティブ・プロジェクション という 演者の動きに合わせ変化する映像演出の素晴らしいこと
序盤の 光源氏、朱雀君の歌(舞)合わせでは、滑った跡に墨書きのような軌跡が描かれたのは美しかった
光源氏のソロの舞も花びらがターンをする度に散って美しい場面だった
どの場面を切り取っても、素敵だった印象
今回も平日の初日以外は完売
すでに氷艶第三弾へ期待する声も多い
ハードルがどんどん上がってしまうが、是非実現してほしい
今回の公演の模様はBS日テレで9月1日に放映される予定
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